私のお仕事環境をご紹介します

私は自宅兼事務所で翻訳のお仕事をしています。
私のお仕事環境と、翻訳に使用しているツールのご紹介をします。

PCのスペック

PCは自作したものを使用しています。
スペックは以下です。
CPU:Intel Core i5
メモリ:32GB
GPU:GeForce RTX 3060


ゲーム翻訳者なので、ゲームができるスペックのPCを使用しています。
研究のために、時間があるときはゲームをプレイするようにしています。
メモリが32GBあるので、16GB以上推奨と言われるCATツール(memoQ)も楽々使えます。

OS、CATツール

OSはWindows11です。
Microsoft Officeのソフトは一通り入っています。

Officeソフトを使った実務経験はありますが、翻訳で使うことは現時点ではありません。
翻訳のお仕事は専らCATツールの形式でいただいています。

CATツールはmemoQを使用しております。
デスクトップ版memoQのライセンスを所有しています。
Trados形式でファイルをいただくことが多いですが、memoQで作業してTradosのsdlrpx形式で納品できるため問題ありません。
オンライン版のmemoQ webtransでのプロジェクトも多く経験しています。

CATツールはmemoQの他にCloudinとPhraseの使用経験があります。

校正ツールなど

校正ツールはJust Right! pro7を導入しています。
誤字脱字や文法間違いの検出に加え、漢字の閉じ開きの統一などもきめ細かくできるため、訳文品質の向上にかなり役立っています。

またIMEはATOKを使用しており、記者ハンドブックと連携させているため、正しい日本語表現での入力がしやすいです。
ATOKはタイプミスを自動で修正してくれる便利な機能があり、例えば「ほにゃく」と打ってから変換ボタンを押すと自動で「翻訳」になります。
文字数が多い案件の場合に手が疲れてきてタイピングの精度が落ちることがありますが、この機能によりタイピングの精度を高く保つことができ、誤字脱字が減ります。
(最終的にはJust Right!で校正を行い、誤字脱字を検出します。)

また、音声入力ツールVoice Inを導入しています。
こちらはGoogle Chromeのプラグインであり、使用できるのはオンラインプロジェクトに限りますが重宝しています。
Voice Inは認識精度が高く、漢字の閉じ開きや人名などの入力を個別に指定することもできます。
訳文を音声で入力してから表現をブラッシュアップする方法で翻訳すると、翻訳スピードが上がります。
また、文字数が多い場合に腱鞘炎の予防になります。

バックアップ環境

私のPCは組み立ててから1年程度とまだ新しいですが、万が一PCに問題があってもお仕事ができるよう、バックアップ体制を整えています。

メインPCは4TBの外付けハードディスクで毎週自動バックアップを行っています。
またmemoQにはバックアップ機能があるので、毎日PCを起動したタイミングで自動バックアップを取るよう設定してあります。
Microsoft365のクラウドバックアップ機能によりフォルダ等はバックアップが常に取れている状態なので、メインPCが起動しない事態になってもサブPCで問題なく作業できます。

サブPCはマウスコンピューターのノートPC、B5-A5A01IS-Cを使用しています。
スペックは以下です。
CPU:AMD Ryzen 5
メモリ:16GB
OS:Windows11

15.6インチの大型モニターで見やすく、キーボードのキー同士の間隔も大きめで打ちやすいです。
ノートPCにしては大きく重いため持ち運びには不向きですが、文筆業に適したPCです。
メインPCに問題が発生した場合、または家以外の場所で仕事をする必要性がある場合にはこちらのPCで長時間作業することもできます。
memoQもインストールし、バックアップデータで復元すればすぐにプロジェクトに取りかかれる状態です。

その他の作業環境

モニター

モニターはデュアルディスプレイを使用しています。
左のディスプレイにCATツールを映し、右のディスプレイに辞書やウェブ検索画面を表示して翻訳作業を進めます。
翻訳では辞書や検索を多用するため、複数画面が必要だと考えています。

キーボード

キーボードはHHKBを使用しています。
翻訳者として最も重要な仕事道具だと思いますので、高級なキーボードにして正解だったと思います。
独特な打鍵感で疲れづらく、また私は手が小さいためコンパクトなキーボードは打ちやすいです。
キーにシールが貼ってありますが、こちらはハイフンや?マークなど打ち間違いやすいキーに立体的なシールを貼ることで触って分かるよう工夫しています。
タイピングがものすごく速いわけではないので、作業効率アップのためにe-typingでタイピング練習を継続しています(現在のレベルはThunder程度です)。

マウス

マウスはトラックボール式を使用しており、LogicoolのMX ERGOを使っています。
トラックボール式の方が普通のマウスよりも手が疲れづらいように感じます。
ジェスチャー機能でショートカットキーを簡単なボタン操作に割り当てることができるため、作業効率アップに一役買っています。

まとめ

私の作業環境

  • メインPC:Intel Core i5、メモリ32GBのゲーミングPC
  • サブPC:AMD Ryzen 5、メモリ16GBのノートPC
  • OS:Windows11
  • CATツール:memoQデスクトップ版ライセンスあり(Trados対応可能)
  • 校正ツール等:Just Rignt!、ATOK、Voice In
  • バックアップ環境:外付けハードディスク、Microsoft365のクラウドバックアップ、サブPC
  • その他:デュアルディスプレイ、HHKB、MX ERGO

翻訳に必要なツールはなるべく揃え、少しでも作業効率と訳文品質を上げられるよう、日々研究しています。
今後も役立ちそうなツールがあれば導入を検討していきます。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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